今日は時化で海はお休み。
今月は休みなしの予定なので
ちょうど良い時化となりました。
さて今日はバスタックルについて。
実家の押入れには
大量のバスルアーたちが眠っている。
30年近くかけて集めたプラグたち
自分でも何個持っているのか分からない・・・
このブログは内地の釣り仲間たちも見ているのと
バス釣りに行けないという
島暮らしで数少ないストレス解消も兼ねて
今年はバスネタも入れていきたいと思う。
そこで記念すべき第1弾は
HEDDON ORIGINAL ZARASPOOK
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中学1年の時、地元呉にあった
「くれフィッシングセンター」という小さな釣り具屋の奥に
ガラス扉で仕切られた2畳ほどのルアーコーナーが出来た。
1ドル=¥360の時代
外国から来たルアー釣りの道具はとても高価で
「釣りキチ三平」で初めてルアーの存在を知った
田舎の釣り少年にとって憧れの道具だった。
キラキラと輝く照明にてらされた空間
片方の壁には数種の国産バスロッドやリール
反対側の壁に42cmのバスの魚拓
その下の棚には外国製をパクッた
シマノ、ダイワ、リョービ、オリムピックなどの貧粗な国産ルアー数個
更に下、瓶に入ったトーナメントワームやジェリーワーム、
グレープやパインなどの香りで選ぶワームオイルなどがあり
今では考えられないがワーム1本¥80〜¥120で売られてた。
そしてコーナーの中央に最も煌びやかな照明が当てられたテーブル、
その上に黒とグリーンのパッケージに包まれた
入荷したばかりのへドンが3つ。
ザラスプークとラッキー13それにダイイングフラッター
友達とジャンケンをし、小遣いをはたいて手に入れた2つのへドン。
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現在持っているもので最も長い付き合いのプラグたち
特にザラスプークは最も数多くのバスを釣った。
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しかし手に入れてすぐは、当時竹竿で釣っていたハヤやフナと
ほぼ同サイズのこのルアーは
とても巨大に見え、エサからかけ離れた風貌や色から
こんなもので魚が釣れるなんてとても思えなかった。
初めて釣ったのは
たしか手に入れて3年後のある日、当時釣れると話題になっていた
Mという池での事。遥か遠くでバスたちが小魚を追っているのが見えた。
プラグに自信のない少年は7gのシンカーにトーナメントワーム6インチを
テキサスリグで思いっきり投げるも全く届かず・・・
しかも水深は1m前後、沈めると葦の残骸が絡み付き釣りにならない・・・
取り合えず届かないと釣れない・・・
タックルボックスを覗き込む
巨大な葉巻型のザラと目が合った。
「俺なら届くよ」と言っているようだった。
いつもの遠投大会のようにシマノの電磁ブレーキをゼロに合わせ
フルキャスト!ザラは気持ちいいくらい真っ直ぐかっ飛んで行く。
届いた!
激しく頭を降らせ水面を叩くようにアクションを加え不意に止める。
そしてまた激しく叩く。
水面が突然炸裂、自由を奪われたバスは
狂ったように暴れ、あの芸術的なテールウォークを見せる。
釣りあげた40cmそこそこのバスの口の中には
ザラとまだ飲み込み切ってないフナの尻尾が見えた。
全盛期の琵琶湖では
ラインブレイクして飛んで行き
波間に揺れるザラに次々とバスが襲いかかり
あわてて回収したこともあった。
ダブルヒットもやった。
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フックは3代目、リグのヒートンも腐ってきたのでステンに変えた。
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ボディには無数のバスの歯型とフックによる深い傷
これが擦り切れて水が侵入し補修した。
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数年前、ひょんなことから一緒に釣りをした
プラドコ社のヒロ内藤さんは
このザラを見て、
感嘆したような、呆れたような口調で言った。
「ここまで使われたらルアーも本望だねえ」と。